アルカンタラ渓谷で自然のアートを満喫!【旅レポ】

アルカンタラ渓谷 アクティビティ

シチリアは山もあるし海もあるし自然がいっぱい…というのはご存知の方も多いかと思います。

ただ、シチリアの太陽+青い海のイメージが強すぎるあまり、

「川、行こうぜ!」

「渓谷、見に行こうぜ!」

ってあんまり聞きませんよね?

実はタオルミーナから日帰りで行ける(半日でもOK)エリアに、最高にリフレッシュできるスポットがあるんです!

ということで今回の記事では、アルカンタラ渓谷(Gole Alcantara)についてご紹介したいと思います。

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アルカンタラ渓谷(Gole Alcantara)とは

もともとアルカンタラ川は300.000年前からあるそうですが、”今の状態”になったのはここ約8000年前とのこと。

エトナ山の北側にある火口から溶岩流が川に沿って海まで流れた跡を、再び川が流れ、浸食やら地殻変動やら………なんやかんやあってできた渓谷です。

溶岩が冷え固まる際に5角形や6角形の柱状のような割れ目をつくることがあり(これを柱状節理というそうです)、この玄武岩でできた見事な自然のアートを間近で見られるのは貴重な体験ですよね。

渓谷の高さは50m近く、長さは400mほど、幅は場所によりますが2~5mほどです。

そんなアルカンタラ渓谷や川遊びを満喫できる、アルカンタラ渓谷・植物地質学公園(Gole Alcantara Parco Botanico e Geologico)があります。一人でも友達同士でもカップルでも家族でも、誰でもリフレッシュできる場所なのでおすすめです。

アルカンタラ渓谷

地元の人は、実は、このアルカンタラ川でゆっくりできる隠れスポットを知っていて、公園にはお金を落としませんが…(笑)

その入り口を見つけるのは難しいと思いますし、渓谷の底に降りて玄武岩プリズムを間近で見るにはやはり公園への入場が必須。

あと、何よりちゃんとお手洗いがあるこの公園を利用する価値は大いにあると思います!

アルカンタラ渓谷・植物地質学公園へ!

今回、友人の車で行きましたが、駐車場は無料でした。

基本的にシチリアでレンタカーはおすすめしない私ですが、このアルカンタラ渓谷までの道は比較的簡単なので、1日借りるのは有りですね。

他の方法としては、Interbus社がタオルミーナからアルカンタラ渓谷行きのバスを出しています。

ただ、1日に何本もバスがあるわけではないので、復路の時間は事前にしっかり確認しておきましょう。また、冬の間はバスの本数は激減しますのでご注意ください。

エントランス・入場

アルカンタラ渓谷 マスコット ZazzaMike

車を止めてエントランスに向かうとまず迎えてくれるのが、短パンがパッツンパッツンでなんとも言えない表情のマスコットのZazzaMike君です。ゆるキャラいるんですねぇ。

Saeko
Saeko

ちなみに実はTシャツも着ていて後ろにSTAFFって書いていました

料金は公園内で何をしたいかによって変わる他、シーズンによっても変わるようです。

私は「公園内を散策+エレベーター利用(渓谷まで降りるため)」の料金を払いましたが、確か13ユーロだったはずです(うろ覚えですみません)。

その他ラフティングやキャニオニングがついたプランなどもあります。

こちらから公園のパンフレットをダウンロードできます

公園を散策

アルカンタラ渓谷 植物 地質学 公園

まず公園を散策。まだシーズンに突入はしていなかったため、人は少なめでゆっくり散歩を楽しめました。

公園内きちっと手入れが行き届いていて、植物の説明書きや、アルカンタラにまつわる伝説などが書かれた看板もちゃんとしていました。

Saeko
Saeko

州が管理しているところだと、古すぎて雨風にさらされて字が消えてしまって何も分からない…なんてこともあるので…

こちら↓は公園内にいくつかあるスポットから渓谷を見下ろしたときの写真。自然に対する畏怖の念とはこういうことか、と感じざるを得ません。

アルカンタラ渓谷の底へ

公園をひとしきり散策したあとは、エレベーターを利用して渓谷の底まで向かいます。ASCENSORI/LIFTの表示に従いましょう↓。

アルカンタラ渓谷 エレベーター

こちら↓は渓谷に降りてから撮った写真。写真の左にある塔のようなものが、エレベーターです。

アルカンタラ渓谷 植物 地質学公園 エレベーター

さて、このアルカンタラ川の水、本当に冷たいです。

足首だけ水につけると骨までじーんとしてくる。そして川沿いに腰を下ろし足を乾かしながら、水につける前には感じなかった、大地の温かさを知る。目の前で流れいく川から漂ってくる清涼感、風、雲の合間から指す太陽などを全身で感じて、本当にリフレッシュになりました。

アルカンタラ渓谷

一枚だけ、渓谷の方に向かって撮った写真を載せておきますが、あとはご自身の目と肌で自然のアートを堪能してください!

その他情報

持っていくべきもの

川に入りたいという方は、水着とタオルを持参することをおすすめします。

ちなみに水は本っ当に氷のように冷たくて、もはや修行です。ビールとか一瞬で冷えそう。

食事

本格的なレストランがある他、軽食を取れるバール兼セルフサービスの食堂のようなものがあります。バールの方はクオリティがそこまで高いわけではありませんが、お値段は良心的でした。

アルカンタラ近郊でとれた果物をつかったジャム、オリーブオイルなどの試食もできます。

アルカンタラを少し先へ行くと…

公園を超えてもう少しだけ車を走らせると、モッタカマストラ(Motta Camastra)という山の上の町が見えてきます。こちらはゴッドファーザー・パート1で写っていた町。

ゴッドファーザーファンの方は、アルカンタラ渓谷巡りの前後に、少しだけドライブも楽しんでみてはいかがでしょうか。

さいごに

今回は、タオルミーナから日帰りで行ける、アルカンタラ渓谷(Gole Alcantaraについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。車では40分ぐらいなので、半日でも十分に楽しめます。

ここは、リフレッシュするために必要なものがすべて揃っていると言っても過言ではないぐらい、心身ともに充電できる場所

シチリアのビーチやエトナ山に加えて、アルカンタラ渓谷も1日旅程に加えてみてはいかがでしょうか?

アクセス・位置情報

Gole Alcantara Parco Botanico e Geologico(英:Gole Alcantara Botanical and Geological Park)

バス利用の場合

※復路の時間は事前にしっかり確認しておきましょう。

※冬の間はバスの本数は激減しますのでご注意ください。

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