かなり今さらですが、NHK『旅するイタリア語』で小関裕太さんとマッティーアさんが訪れた、シチリアの州都パレルモにあるトラットリアに行ってきました。
ちょうど宿泊していたホテルでも、スタッフさんに同じトラットリアをおすすめされたので、やはり地元の人たちとコネクションのある、歴史あるお店なんだなと思いました。
肩ひじ張らず、カジュアルに美味しいシチリア料理…いやパレルモ料理が楽しめるお店だったので、これからパレルモを訪れる方の参考になれば幸いです!
お店紹介:フェッロ・ディ・カヴァッロ
シチリアの州都パレルモ(Palermo)の中心部にある Trattoria al Ferro di Cavallo(トラットリア・アル・フェッロ・ディ・カヴァッロ) は、1944年の創業以来、地元の人々や旅行者に愛され続けている老舗のシチリア料理店。ちなみに「フェッロ・ディ・カヴァッロ」とは蹄鉄の意味です。
この写真は冬のディナーに訪れたときの写真なので暗めですが…
『旅するイタリア語』ではランチ訪問だったので、その明るい雰囲気が伝わりますね!
戦後の混沌としたパレルモで、創業者のジュゼッペさんが小さなオステリアとしてスタートさせました。現在は息子さんとその家族が経営を引き継ぎ、アットホームな雰囲気が魅力のトラットリアになっています。それを表すかのように、店内は赤い壁が印象的で、活気あふれる空間。
メニューにはシチリアの伝統料理がずらりと並び、地元の味を存分に楽しめます。しかも、お値段も比較的リーズナブル。
地元の人たちにも人気が高く、筆者が食事をしたときも次から次へとお客さんが訪れ、店内は大変賑わっていました。皆さまも訪れる際は、開店時間を狙うか、少し早めに行くのがおすすめです。
実際に食事してみた
●前菜:ナスのインヴォルティーニ(Involtini di melanzane)
インヴォルティーニとは「巻いたもの」という感じの意味です。ナスの中には、ハムやチーズ、バジル、パン粉などで作ったフィリング。
シチリア料理にはパン粉がよく使われます。
見た目はこってりしてそうですが、意外と軽くてペロッと食べてしまいました。
●プリモ(パスタ):イワシのパスタ(Sarde e finocchietto)
小関裕太さんも食べていたイワシのパスタ。
こちらのお店でのメニュ―名はプリモの欄にある Sarde e finocchietto(イワシとフェンネル)となっています。お店によって名前は微妙に異なりますが、シチリアでSarde(イワシ)が入っているパスタだったら、だいたいこのイワシのパスタです。
パレルモ名物のご当地パスタで、シチリアの他の街でも見かけることはありますが、やっぱり本場パレルモで食べるべき一品です。

日本全国でたこ焼きは食べられるけど、「一度は大阪で食べておくべき」と思うのと同じ感覚ですかね(関西人の主張)
イワシ、フェンネル、レーズンが本当にバランスよくまとまっていて、とっても美味しく頂きました!
さいごに
パレルモの中心にあるTrattoria al Ferro di Cavallo(トラットリア・アル・フェッロ・ディ・カヴァッロ)をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
シチリアの伝統的な味をカジュアルに楽しめる名店で、気軽に入れる雰囲気がとてもよかったです。パレルモを訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてください!
お店情報
Trattoria al Ferro di Cavallo
所在地: Via Venezia, 20, 90133 Palermo PA