高級リゾートなイメージのシチリア島タオルミーナですが、庶民の台所もちゃんと存在します。
タオルミーナの南側には、ジャルディーニ・ナクソス(Giardini Naxos)という町が海沿いに広がっています。紀元前734年、シチリアで初めてギリシャ人が植民地としたところとして知られている、歴史ある町です。
その町の外れにある、Recanati(レカナーティ)というエリアでは毎週土曜日に朝市が開かれています。
「朝市」と聞くとワクワクするのは私だけでしょうか?
ということでこの記事では、そんなタオルミーナ市民の生活の1ページとなっている朝市をご案内します!
- 海外の市場がとにかく好き!
- 観光スポットだけじゃなく地元の人の暮らしを見たい!
という方におすすめです♪
タオルミーナの市場をのぞいてみよう
タオルミーナの周辺では最も大きな市場で、季節の野菜や果物、豆類などの乾物、日用品、生活雑貨、洋服、アクセサリー、季節の花々…などを扱うたくさんのお店が並びます。値段も圧倒的に安いので、近隣から車でたくさんの人が訪れます。
写真で市場をちらっとのぞいてみましょう。
旬の食材を大切にするイタリア。
スーパーでも十分旬が分かりやすいですが、市場だと一層分かりやすいです。色が濃くて鮮やかで、つやつや生き生きした野菜たちが迎えてくれます。
ホテルではなく、キッチン付きのアパートメント等に宿泊される方は、新鮮なシチリアの食材を買ってお料理するのも楽しいかと思います。
野菜だけでなく、チーズやハム、オリーブなども揃っています。手の込んだ料理を作らなくても、パンやチーズを買って、挟んでパニーノにするだけでもびっくりするほど美味しいです。
また、生鮮食品だけでなく、乾物やちょっとしたシチリアの雑貨なども豊富ですので、お土産の調達にも大変便利です。
シチリアデザインのアクセサリーなども格安!自分で好みのパーツだけを購入して、あとで手作りすることもできます。
朝市って何時ごろに行ったらいい?
土曜市の開催時間は、だいたい朝の9時頃から13時頃までとなっています。
お店によって異なるので、9時頃ではまだ開店準備をしているところもありますが、できるだけ早めに行くのがおすすめです。品物はなんでも早い者勝ちですし、ハイシーズンは特にバスが混むということもあります。
コーヒースタンドでクロワッサンなどの軽い朝ごはんもとれますし、夏になるとジェラート屋さんなども出ています。早めに行って、朝ごはんを食べながらゆっくり見るのもおすすめです。
ただし、お手洗いは市場の近くにないので注意です!
土曜日にタオルミーナやその周辺に滞在する方は、地元の人に交じって市場で買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか?
毎週土曜日の午前中(朝9時頃~13時頃まで)
※悪天候時など、何等かの理由で市場が開かれない場合もあります。
アクセス
タオルミーナのバスターミナルから、Recanati(レカナーティ)行きのバスに乗車しRecanatiで下車、そこから徒歩約10分
(帰りは同じバス停から、タオルミーナ行のバスに乗ります)
- バス会社:Interbus(運行会社:Etna Trasporti)
- 所要時間:約20分
- 料金:片道1.90€(往復3.00€)
※アポッロ・アルケジェタ通り(Viale Apollo Archegeta)に入ると、途中から市場に来る人の車がずらーっと並んでいますので、すぐ分かるかと思います。