みなさんBuongiorno!
今回の旅レポは、シチリア北東部のトッレ・ファーロ(Torre Faro)と呼ばれる小さな漁師町が舞台です。
なぜそんな小さな漁師町をわざわざレポートするのか?
それはタイトルの通り、イタリア半島のつま先がすぐそこに見える町だからです。

ちょっと特別な感じがしませんか?
そんな知る人ぞ知る、夏に訪れるのにぴったりの町!シチリア内でも指折りの有名グラニータ店情報も併せてレポートしていきます!
トッレ・ファーロってどこ?
説明するより、見て頂きましょう。こちらです!
三角形の形をしたシチリア島の、3つの岬のうちの1つ。少しズームアウトした方がわかりやすいと思います。イタリア本土、長靴の先にあたるカラブリア州が、もう目と鼻の先です!
トッレ(torre)はイタリア語で塔のこと、ファーロ(Faro)は灯台のことを言います。
シチリアとカラブリアの間のメッシーナ海峡を渡る船にとって、とっても重要な役割を果たした灯台に由来します。

トッレファーロの灯台<出典:Wikipedia>
こちらがその灯台です。なんと写真を取り損ねたので(!)この写真だけWikipediaからお借りしていますが、なかなか昔の写真だと思われます。
ただ、今のシンボルといえば、こちらの電波塔でしょう。対岸の町にまったく同じ電波塔があり、昔はそこから電波を受信していたそうです。
写真右奥がイタリア半島のつま先、カラブリア州です。結構近いのが分かりますよね!海峡の一番狭いところは約3.6kmしかないそうです。
トッレ・ファーロを街歩き!
町並みは本当に「漁師町」という感じで、ほのぼのとしています。建物はだいたい1階か2階建でそんなに高くないので、圧迫感が全くありません。
270度くらいを海に囲まれていますので、町のあちらこちらで、海に続く小道があります。海辺にはボートがたくさん停泊しています。
ビーチにやってきました。対岸まで泳いで行けてしまいそうな近さです!(2つの潮がぶつかるところですので危険です。絶対やめましょう。)
また、例えばタオルミーナのようなシチリアの有名な観光地やビーチに比べると、比較的人が少なめなのでハイシーズンでもゆっくりできそうです。
下の写真が、一番混んでいたエリアです。もっと空いているエリアもありました。
水もこの透明感…!すごくきれいでした。
町の規模は小さいので、一通り散策したあとは、ビーチでゆっくり過ごすのがおすすめ。
特に、夕暮れ時にはカラブリア州の町にちらほらと明かりがつき始め、とってもきれい。昼間とはまた違った、ロマンチックな景色が楽しめます。
トッレファーロが誇るグラニータの名店!
お待たせしました!
トッレ・ファーロにあるグラニータの名店をご紹介したいと思います!
参考そもそもグラニータって何?という方はこちらから
お店の名前は【Eden(エデン)】。
外装が白を基調としたとってもシンプルなデザインなので、見落としてしまいそうなほど。でも、ひっきりなしにお客さんが出入りしているので、その人気ぶりが窺えます。
ジェラートも言うまでもなく美味しいですが、とくにグラニータは超がつくほど有名。
お店に入ったら、まず整理券を取ります。ジェラートとグラニータで色が違います。どんどん人がくるので、誰かが席取りすることをおすすめします。
番号を呼ばれたら、早速注文し、そのままお支払い。壁には写真と一緒にメニューが書いてあるのでわかりやすいです。
「特に桃のグラニータが美味しい」と聞き、今回は桃・いちご・ピスタチオのグラニータを注文。いちごだけ、クリーム無しにしました。
そしてもちろん、Edenのブリオッシュも!
Edenのブリオッシュは自家製で、いつ行っても温かいブリオッシュを出してくれます!すごく大きく見えるのですが、ふっわふわで甘さ控えめ。特にグラニータと一緒に食べると1人1個は軽く食べられます。
シチリア人の言うことには、
「グラニータのお店で、グラニータが美味しいのは大前提。重要なのはブリオッシュも美味しいかどうか。」
それほどブリオッシュは重要です。
というわけで、Edenでぜひ一度、グラニータを最高クラスのブリオッシュとともに味わってみてはいかがでしょうか?
【店舗情報】Gelateria Graniteria Eden
住所: Via III Palazzo, 3, 98164 Messina ME
※営業時間は時期により異なります
アクセス
バスかタクシー(あるいはレンタカー)で行くことが出来ます。
おすすめはバス。メッシーナの中心から、ATM(Azienda Trasporti di Messinaの略)という会社が運営するバスで行くことができます。片道約40分の旅です。
残念ながらホームページはイタリア語のみですが、路線図をすごく分かりやすく作ってくれています。
※31番のバス【31 – TORRE FARO – PAPARDO】をクリック
バスのない時間帯はもちろんのこと、時間があまりないという方は迷わずタクシー移動にすることをおすすめします。
なお、ビーチで何日もゆっくりしたい!という方以外は、トッレ・ファーロ(Torre Faro)には宿をとらずに、メッシーナからの日帰りでよいと思います。
夜遅くなってタクシーで戻ることになっても、前後の日程を考えるとメッシーナの中心まで戻ったほうがよいでしょう。
まとめ:イタリア半島のつま先がすぐそこ!トッレ・ファーロ【旅レポ】
トッレ・ファーロの旅、いかがだったでしょうか?
ポイントは、
- イタリア半島を対岸から見られる!
- 有名なグラニータ&ブリオッシュがある!
- ハイシーズンでもゆっくりできる!
グラニータには目がないという方、旅行雑誌に載っていないような夏のバカンスを楽しみたい方に特におすすめです♪