シチリアの郷土菓子の中でもダントツの知名度を誇るカンノーロ(Cannolo)。
シチリア内だったら、どこで食べても同じだと思っていませんか?
いえいえ!そんなことはありません。
和菓子で例えるなら、どら焼きでしょうか?生地感や、あんこの甘さ・粒感はお店によって全然違いますよね。
ということで本記事では、
- 超有名店のカンノーロ
- 筆者のおすすめカンノーロ
をご紹介していきます!
皆さまがシチリア旅行される際の、カンノーロ巡りの参考になれば幸いです。
カンノーロってなに?
今回は、
- リコッタ度(どれだけリコッタの味が楽しめるか)
- 甘さ加減(甘すぎないか)
- コスパ(大きさに対する値段)
- アクセス(旅行で行きやすいか)
に関して、筆者の独断と偏見で点数をつけながらご紹介していきます!
筆者は酒好きで甘党ではないので、「甘さ加減」はその分差し引いて読んでくださいね(笑)
超有名店のカンノーロ
『シチリアの超名店』をご紹介にするにあたり、参考にした記事はこちら↓
シチリア(イタリア本土含む)のカンノーロが美味しいお店をランキング形式で紹介している記事です。イタリア語の記事ですが、ご興味ある方はぜひGoogleさんに手伝ってもらって読んでみてくださいね♪
こちらの記事で紹介されている有名店の中から、実際に筆者が食べたことのあるカンノーロをご紹介します。
それでは早速はじめましょう!
Euro Bar Dattilo(エウロ・バル・ダッティロ)
まず最初にご紹介するのが、シチリア西部トラーパニ(Trapani)県のDattilo(ダッティロ)という町にある名店、Euro Bar Dattilo(エウロ・バル・ダッティロ)のカンノーロです。
リコッタ好きにはたまらない!
かなり大きく、1人で食べると、軽いおひるごはんレベルです。でもリコッタの味がかなりしっかりしているので、甘さも丁度良く、案外ぺろりといけます。ある意味、コスパは抜群!
リコッタ好きにはたまらない反面、リコッタの風味が苦手…という方には向かないかもしれません。
筆者はリコッタ大好きなので、ど・ストライクでした!
1つ問題点を挙げると、アクセスが良くなく、車がないと非常に訪れるのが難しいお店。トラーパニにお越しの際は、1日だけレンタカーを借りてもいいかもしれません。
Pasticceria Savia(パスティチェリア・サヴィア)
次にご紹介するのが、シチリア第2の町カターニア(Catania)のど真ん中に位置するPasticceria Savia(パスティチェリア・サヴィア)のカンノーロです。
ごはんからスイーツまでここで!
カターニアのど真ん中にあるので、アクセス抜群なのも嬉しいところ。
このPasticceria Saviaは、シチリア名物のライスコロッケ、アランチーノ(Arancino)でも有名なお店。アランチーノを堪能したらデザートのカンノーロもお忘れなく♪
1つ1つ大きいので、シェアするのがおすすめです!
基本的には、クリーム後詰めのカンノーロがおすすめなのですが、こちらのお店はクリームを詰めて置いてあるのに、生地がサックサクなのもすごいところです!
Antica Dolceria Bonajuto(アンティカ・ドルチェリア・ボンアユート)
次にご紹介するのは、チョコレートの町として有名なモディカ(Modica)にあり、1880年から続く老舗のチョコレート店Antica Dolceria Bonajuto(アンティカ・ドルチェリア・ボンアユート)のカンノーロです。
老舗店の貫禄!
もちろんこのお店に行ったら、有名なモディカのチョコレートを試してみたいことでしょう。でも、こちらのカンノーロはデリケートで老舗の貫禄を感じさせる味。
1人で食べるのにちょうどいいサイズ感で、お値段もお手頃なので、チョコレートを食べ過ぎた!という方にも是非試して頂きたいです。
I Segreti del Chiostro(イ・セグレティ・デル・キオストロ)
お次は、シチリアの州都パレルモ(Palermo)にあるI Segreti del Chiostro(イ・セグレティ・デル・キオストロ)のカンノーロです。
このお菓子屋さんは、なんと教会の中にあるんですよ。
伝統の味!
このカンノーロもすごく大きく、500mlのペットボトルより若干小さいぐらいのサイズ。本当に1人だとお腹いっぱいになると思います。
筆者は酒飲みゆえ甘党ではないので、ちょっと甘く感じましたが、シチリアの修道院に古くから伝わる歴史あるレシピで作られたカンノーロは試してみるべき。
また、トッピングを選べるのも嬉しいポイントです。(写真は全部のせてます)
この I Segreti del Chiostro(イ・セグレティ・デル・キオストロ)について詳しく知りたい!という方はこちらもぜひ読んでみてくださいね。
La Cannoleria Siciliana(ラ・カンノレリア・シチリアーナ)
イタリアは訪れる場所も見るものも多すぎてシチリアに行く時間がない…という方に朗報です!
なんと!シチリアに特化したシチリアカフェがローマにあるんです!
東京でいろんなものが手に入るのと同じく、確かにローマでもカンノーロや他のシチリアのお菓子を見かけますが、こちらは”La Cannoleria Siciliana(シチリアのカンノーロ屋さん)”という名前からも分かるように、シチリアのものばかりを扱ったお店。
カンノーロと並んで有名なシチリア郷土菓子であるカッサータ・シチリアーナや、シチリア名物のライスコロッケアランチーノなども扱っています。
肝心のカンノーロですが、本当にこれぞ!という感じのカンノーロの王道という味でした。ピスタチオやチョコレートなどのトッピングも選べます。
伝統の味をローマで!
ローマに5店舗あるほか、ミラノにも1店舗あるので、たとえシチリアまで飛べなくても旅行中にぜひシチリア気分を味わってみましょう♪
合計6店舗あるので地図は載せませんが、Googleマップで店名を入れて調べてみてくださいね!
筆者のおすすめカンノーロ
続きまして、先ほどの記事では紹介されていないけれど、食べてみて美味しかった!という筆者のおすすめカンノーロをご紹介します。
Paticceria Gelateria D’Amore(パスティチェリア・ジェラテリア・ダモーレ)
1つ目は、シチリア屈指のリゾート地タオルミーナ(Taormina)で知らない人はいない名店、Paticceria D’Amore(パスティチェリア・ジェラテリア・ダモーレ)のカンノーロ。
タオルミーナの名店
なめらかなクリームはリコッタ感を失わず、デリケートで繊細な生地もまさに職人技。
タオルミーナまで来てしまえば、町中にあるのでアクセスは抜群。超リゾート地のタオルミーナという土地柄を考慮すると、コスパも◎です。
Trattoria al Solito Posto(トラットリア・アル・ソリト・ポスト)
トラーパニ(Trapani)にある、Trattoria al Solito Posto(トラットリア・アル・ソリト・ポスト)のカンノーロです。
パスティチェリアではなく、トラットリアなのでデザートにぜひ頼んでみてください。
メインクラスのデザート!
トラーパニのカンノーロは基本このサイズなの?というぐらいの大きさ。リコッタチーズがかなり感じられて、これまたリコッタ好きにはたまらないカンノーロです。
トラーパニ中央駅から徒歩5分もかからないぐらいのところにあるので、1つ目にご紹介した、同じくトラーパニのEuro Bar Dattilo(エウロ・バル・ダッティロ)に行くのが難しい!という方は、お食事も兼ねて試してみてはいかがでしょうか。
魚料理がすごく美味しいですよ。
さいごに
シチリアの郷土菓子カンノーロ(Cannolo)のおすすめ店をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
一口にカンノーロといってもお店によって全然違うので面白いですよね。皆さんもシチリア旅行時には、
”カンノーロ”(cannolo・単数形)1つだけではなく、
いくつか”カンノーリ”(cannoli・複数形)”を召し上がって
お気に入りを見つけてくださいね♪
今後も、美味しいカンノーロに出会ったら随時更新していきますので楽しみにしていてくださいね!