シチリア映画でシチリアを旅しよう!【ロケ地巡り】

シチリア 映画 ロケ地 ロケ地巡り

イタリアは、ご存知のように、数多くの名作映画を生み出してきた国の一つですよね。

ある特定の映画が大好きだという方もいれば、イタリア映画の大ファンだという方も多くいらっしゃるかと思います。

そんなみなさんの中で、

  • 大好きな映画のロケ地に行ってみたい…!
  • この目で見てみたい…!

という方は少なくないはず。かくいう私も「映画のロケ地を巡る」というテーマで旅をするのが大好きです。

美しいシチリア島でももちろんたくさんの映画やドラマが撮影されてきたわけですが、今回の記事では、シチリアが舞台/シチリアで撮影が行われた映画の中でも外せないものを厳選してご紹介。

個人旅行かツアーかに関わらず、シチリア旅行中にロケ地を訪れる機会があるかもしれませんので、ぜひ“予習”していきましょう!

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チェファルー×『ニューシネマパラダイス』

原題は『Nuovo Cinema Paradiso』。

シチリアのとある村で、映画技師のアルフレードと映画に魅せられた少年トトの交流を描いたヒューマンドラマ。ジュセッペ・トルナトーレ監督を一躍有名にした映画としても知られています。

ロケ地は、パレルモから電車で1時間ほど東に行ったところにあるチェファルー(Cefalù)と、シチリア内陸部にあるパラッツォ・アドリアーノ(Palazzo Adriano)が有名です。

パラッツォ・アドリアーノは残念ながらなかなかアクセスが悪い場所にあるので、かなり時間に余裕がないと訪れるのは難しいかと思います。せめてチェファルーだけでも訪れてみてはいかがでしょうか。

シラクーサ×『マレーナ』

こちらもジュセッペ・トルナトーレ監督の作品。時は戦時中、戦地へ赴いた夫の帰りを待つ美しい妻(モニカ・ベルッチ)に魅了された12歳の少年の恋心や葛藤を、ノスタルジックに描いた映画。

シチリアの中でもまず皆が向かうであろう大観光地、シラクーサ(Siracusa)で撮影が行われました。

シラクーサを訪れるまえに一度ご覧になってはいかがでしょうか。「モニカ・ベルッチが歩いていたところだ!」ともう一つ違う楽しみができますよ!

バゲリーア×『シチリア!シチリア!』

ジュセッペ・トルナトーレ監督の作品が続きます。

トルナトーレ監督が、自身の故郷であるバゲリーア(Bagheria)という町を舞台に、戦後の激動のシチリアを生き抜く男の生き様をつづった作品。ちなみに原題は『Baarìa』といいますが、シチリア方言でバゲリーアの意味です。

バゲリーアはパレルモから電車で10分ほどの距離。パレルモ観光の際に半日でも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

エオリエ諸島(サリーナ島)×『イル・ポスティーノ』

実在のチリの詩人パブロ・ネルーダが祖国を追われイタリアのカプリ島で亡命生活を送ることになったという史実に基づいて制作されたヒューマンドラマ。

映画の舞台はシチリアではなく、ナポリの沖にある架空の小島だそうですが、撮影はシチリアのエオリエ諸島のうちの一つ、サリーナ島(Isola di Salina)でも行われました。

パブロ・ネルーダ役は『ニューシネマパラダイス』でアルフレード役を演じたフィリップ・ノワレです。

タオルミーナ&パレルモ×『ゴッド・ファーザー』

言わずと知れた名作。説明はもう不要かと思います。

シチリアでの撮影は、『ゴッド・ファーザーⅢ』の一部のシーンがパレルモで撮影された他は、すべてタオルミーナ(Taormina)周辺で行われています。

タオルミーナ発の、ゴッドファーザーのロケ地を巡るツアーや周遊バスなどもありますので、ゴッドファーザーファンの方はタオルミーナを旅行先に選ばれることをおすすめします。

タオルミーナ×『グラン・ブルー』

『グラン・ブルー』で描かれたあの碧い海…は実はタオルミーナの海で撮影されたわけではないそうですが、イメージはそのまんまです。

タオルミーナでは、大聖堂前の広場のほか、町で最も歴史のあるホテル『サン・ドメニコ・パレス・ホテル』でも撮影が行われました。

また、ジャン・レノがパスタを食べていたシーンが撮影されたレストラン(その名もグラン・ブルー)もタオルミーナからバスで5分ほどのところにあります。エトナ山と碧い海の絶景を見ながら食事が楽しめます。

【店舗情報】Ristorante Le Grand Bleu by “UNA cucina”

ホームページ:https://www.gruppouna.it/unahotels/unahotels-capotaormina/grand-bleu-ristorante-taorminaac

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ラグーサ・モディカ・シクリ×『モンタルバーノ警部』シリーズ

知る人ぞ知る、シチリアが舞台の大人気ドラマ『モンタルバーノ警部』シリーズ。

世界遺産の『ヴァル・ディ・ノート(Val di Noto)の後期バロック様式の街々』にも含まれる、美しいラグーサ(Ragusa)・モディカ(Modica)・シクリ(Scicli)という町で主に撮影されています。

『モンタルバーノ警部』シリーズに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

さいごに:シチリア映画でシチリアを旅しよう!【ロケ地巡り】

シチリアが舞台、あるいはシチリアで撮影が行われた映画とそのロケ地についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

みなさまのお気に入りの映画はありましたか?

今回ご紹介したもの以外にも、まだまだたくさんの名作があるほか、今でもイタリア映画のみならず各国の映画やドラマの撮影が行われています。

 

リモーネ氏
リモーネ氏

2022年にはタオルミーナでアメリカドラマの撮影が行われました!

今後も素敵な映画やドラマを発見したら追加していきますね!

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