みなさん、「イタリア語を勉強しよう!」と思ったことはありますか?
この記事を読んでくださっている人の中には、イタリア料理やワイン、芸術からイタリアに興味を持ってイタリア語を始めたいと思っている方や、あるいはお仕事などで必要に迫られて勉強を始める方もいらっしゃるかもしれません。
きっかけはどうあれ、目的は何であれ、イタリアを訪れるのに少しでもイタリア語ができると便利なのは想像に難くないでしょう。
管理人は、イタリアで半年間イタリア語学校に通ったあとは独学と実践で習得してきたのですが、その中で、様々なイタリア語学習教材に手を出してきました。
ということで今回は、管理人が実際に使ってみて、独学するのに役に立ったイタリア語教材を厳選してご紹介します!
それぞれ学習のスタイルや好みがありますので、何がベストかは人によりますが、少しでもみなさまのイタリア語習得の”旅”のお役に立てれば幸いです。
おすすめ書籍
はじめてのイタリア語 (講談社現代新書)
イタリア語というものがどういう言語なのか、という大枠をとらえることができる、素晴らしい本です。
私自身はある程度イタリア語を学んでから出会ったのですが、それでもこの本からたくさん発見がありました。
「ほんまや!たしかにイタリア人みんなそう言うてるわ!」って思いました
きちんと文法解説などもありますが、かなりかみ砕いて書いてありますので、あまり苦手意識を抱かずに読み進められると思います。
イタリア語を通して、イタリア人の考え方や習慣にも触れられる内容が満載で、読み物としても非常に面白い本でした。もちろんこれ1冊ですべてを学ぶことはできませんが、導入にはぴったりの本だと思います。
イタリア語文法 これが知りたかった!
イタリア語文法解説に関しては、このシリーズが断トツでおすすめです。
おすすめポイントとしては、
- 図や表を用いながら重要なことが簡潔にまとめられている
- よく使うフレーズや熟語を取り上げて説明してくれている
- 例文や練習問題のフレーズが自然
ですが、とくに3つ目。
”This is a pen.”のような一体いつ使うの?という文法理解のためだけの例文ではなく、自然で使える(少なくとも日常であり得る)フレーズを採用しています。
一つだけ問題点としては、練習問題の解答で一部間違いがありましたので、もし少しでも疑問に思ったら、ネイティブや分かる人に確認することをおすすめします。
Italian Short Stories for Beginners
易しいイタリア語で書かれたショートストーリーが20話おさまっています。
あまりに長い本に挑戦すると途中で挫折しがちですが、短編集だけあって1話1話がそこまで長くないので、楽しみながら読み”終える”ことができ、達成感ももれなくついてきます。
また、第1話は音源がYouTubeで無料公開されているのもポイントが高いですね。
風変わりで愛しいニッポン
イタリア語を学んでいる人の中では知らない人はいないであろう、マッテオ・インゼオさんの著書。
イタリア人の視点から見た日本を知れるのでまず読み物としてすごく興味深く、新鮮でもあります。
そして何よりオーディオがダウンロード可能なのがすごく嬉しいポイントですね。通勤中や通学中に聞き流して耳をイタリア語に慣れされることもできます。
ただ単語を発音するだけじゃなく、イタリア人のような話し方、イントネーションを心がけるのも重要です。
おすすめサイト
イタリア語学習サイト Studiamo l’italiano!
特に学び始めの頃はたいへんお世話になったサイトです。痒い所に手が届く解説で、何度「そうか!」とスッキリしたことか。
途中から更新されていないのが残念ですが、現時点で公開されている情報だけでも宝庫と呼んでいいレベルだと思います。お世話になりました。
Bab.la
イタリア語は動詞の活用を覚えるのが大変…というのはイタリア語をスタートしてからかなり早い段階でぶつかる壁でしょう。
こちらのサイトではイタリア語の動詞活用一覧が検索できるので非常に便利です。お気に入りに登録するのがおすすめ。
さいごに
イタリア語に限らず、一つの言語を習得するにはかなりの時間とエネルギーが必要になります。私のイタリア語の先生の一人は、言語習得に関しても”journey(旅、行路)”だと表現しました。
この記事では、独学するのに役立った教材を紹介してきたわけですが、そもそもみなさまのイタリア語を学ぶ目的はなんでしょうか?
文法を完璧にマスターして完璧なイタリア語を話すことですか?
それとも、イタリア旅行などで少しでもイタリア語で話して、現地の人と交流し、素敵な思い出をつくることですか?
きっと後者を目的している方がほとんどではないでしょうか。
その目的からブレることなく、楽しみながらイタリア語を習得していきましょう♪
私自身もまだまだ勉強の毎日です!
そして、愛情深い人たちでいっぱいのイタリアと、素敵な思い出をつくっていきましょう!