シチリアで大人気のシリーズ小説&ドラマ『モンタルバーノ警部』。
ドラマはシチリア島南東部にあるいくつかの町で撮影されましたが、最近ではロケ地巡りが目的で旅行する人も少なくありません。中には『モンタルバーノ警部』のロケ地となってから活性化した町もあります。
そんなロケ地の1つである、プンタセッカ(Punta secca)。南東部ラグーサ県の海岸沿いにあるこの町は、”ただの”きれいな港町でした。
それが『モンタルバーノ警部』のロケ地となってから訪れる人が急増!皆は何を求めてプンタセッカにやってくるのでしょうか?
このページでは、プンタセッカの魅力や訪れるべき場所をご紹介します!
プンタセッカ(Punta secca)とは
プンタセッカ(Punta secca)は、シチリア南東部ラグーサ県の海岸沿いにある小さな町です。人口は500人程度で、漁村と言ってもよいかもしれません。背の低い建物がほとんどなので、とても開放的。1日ゆっくり過ごしたくなります。ロケ地となったからなのか、道も整備されています。
トレードマークは青い空に突き抜けるように建つ白い灯台。ドラマ『モンタルバーノ警部』のオープニングにも登場します。
ロケ地となってから知名度が増し、たくさんのモンタルバーノファンが訪れますが、それでなくても本当に美しい港町です。モンタルバーノファンを除けば、夏に海水浴を楽しみに来る人がほとんど。冬は閑散としていますが、波の音を聞きながら静かな散歩を楽しむのも贅沢です。
モンタルバーノファンが訪れる場所
プンタセッカで、モンタルバーノファンが訪れるのは、主に次の3つです。
モンタルバーノ警部の家
まず外せないのは、何といってもモンタルバーノ警部の家!
残念ながら中には入れませんが、外から眺めることができます。ドラマの撮影がないときはB&Bとして活躍していますが、その人気から予約を取るのはもはや不可能と言われるほどです。
B&Bは、その名もLa casa di Montalbano(モンタルバーノの家)!分かりやすいですね。
アンドレア・カミッレリの像
モンタルバーノ警部の家のすぐ裏手にあるのが、作者アンドレア・カミッレリ(Andrea Camilleri)の像です。記念撮影はいかがですか?
モンタルバーノ警部行きつけのレストラン
もう1つ、よくドラマに登場するのが、モンタルバーノ警部行きつけの海沿いのレストラン “Enzo a Mare” です。実在します。
写真は冬の撮影のため休業中ですが、夏は実際にレストランとして営業しています。
【レストラン情報】
Enzo a Mare(エンツォ ア マーレ)
- 営業時間:午前 12:00~16:00 午後 19:30~00:00
- 住所:Lungomare Amerigo Vespucci, 97017 Punta Secca, Santa Croce Camerina RG
- 公式ホームページ:https://enzoamare.it/
行き方
プンタセッカへは、特に冬はレンタカーや専用車、あるいはタクシーが便利です。ラグーサ県の県庁所在地であるラグーサからは、車で40~45分ほどです。
春~秋ごろ、特に夏の観光シーズンは、ラグーサからバスで移動が可能です。
バス会社:Autotrasporti Tumino社
所要時間:40~50分(バスの路線による)
また、今では『モンタルバーノ警部ツアー』として、主要ロケ地を巡る日帰りバスツアーも企画されています。ロケ地だけでよければ、ツアーに参加する方が簡単かもしれません。