シチリアにある活火山のエトナ(Etna)。
観光スポットとしてだけではなく、夏はトレッキング、冬は雪遊びなど、家族連れや友達同士で一日中楽しめるスポットとしても地元の人にももちろん人気です。
シチリア好きの方々の中には「いつか、エトナ山に登ってみたいなあ」と思っていらっしゃる方も多いのでは?
かくいう私も、インドア派で車も運転できないので「いつか…」と思って月日が過ぎていきました
問題は「で、実際どうやって行ったらいいの?」というところだと思います。
そんな方へ!
個人旅行のときにもってこいのカジュアルなエトナツアーがあります。
インドア派の私でも気軽に参加してすっごく楽しめたので、ぜひレポート形式でご紹介したいと思います。
- エトナに行ってみたいけど、どうやって行ったらいい?
- 路線バスとかよくわからないよ
- インドア派なので本気のトレッキングツアー等は敷居が高い…
という方におすすめです!
エトナツアー概要
今回参加したのは、シチリア島第二の街カターニア(Catania)からのツアーです。
日本からシチリアに行くときはたいていの場合、カターニアの空港を利用される方が多いので、ツアーに参加するチャンスも多いと思います。
ツアーの内容はこんな感じ。(※交通状況により時間は前後します)
- 11:30 カターニア大聖堂を出発(途中、エトナの麓のスポット2か所に各10分ほど立ち寄ります)
- 13:30頃 エトナ南の広場に到着⇒自由行動
- 16:30頃 エトナ山から出発
- 17:30頃 カターニアに到着
カターニアの街の中心にある大聖堂のすぐそばからバスで出発し、往路はエトナの麓のスポットに2か所立ち寄ります。
エトナ山では3時間ほど自由行動ができ、交通状況にもよりますが、行き帰りあわせて6時間ほどのツアーです。
発着場所のアクセスが抜群で、英語対応可、それでいて大人1人35ユーロ(3~7歳の子どもは1人25ユーロ)ですから、そんなに悪くない価格設定だと思います。
こちらからパンフレットをダウンロードできます。
エトナツアーの申込方法
ツアーデスクで申し込む
バスが発着する大聖堂の近くにチケットオフィスがありますので、そこで申込可能です。
支払後、チケットを渡されるので、当日忘れないように持参しましょう。バス乗車時に提示する必要があります。バスはこのチケットオフィスのはす向かいから出発します。
ネットから申し込む
Tourist Serviceホームページからの申込も可能です。当日、バス乗車時には確認メールを見せられるようにしておきましょう。
ツアーへの申込はこちらから(英語あり)
カターニア大聖堂を出発
11:30にカターニア大聖堂脇から出発です。
大聖堂向かって左側に車道が延びています。写真左側の建物の並びにチケットオフィスがあり、そのはす向かいにバスが停車しています。
バスは写真(奥)のようなの赤いバス。いかにもツアーバスといった感じですが、分かりやすくていいですね。
バス乗車時にはチケットか確認メールを提示しますのでお手元にご用意を。
バス内では説明を多言語で聞けるためイヤホンを渡されましたが、音割れしていてあまり聞こえませんでした(あるある)。
エトナ山ではカフェやレストランもあるので食料や水は必ずしも必要ではありませんが、心配な方は調達してから行きましょう。
エトナツアー往路の見どころ
カターニア大聖堂を出発してからエトナ山に到着するまで2か所に立ち寄ります。
1つ目はニコロージ(Nicolosi)というエトナ山までのルートで一番最後に通る小さくて可愛らしい町です。10分程度の停車ですが散策できます。すぐ近くにバールもあるのでお手洗い休憩も兼ねています。
2つ目は、1983年のエトナ山の大噴火で火砕流に飲み込まれた家。エトナ山到着直前に、自然の脅威を思い知らされます。
このスポットからの眺めがまた素晴らしく、感動しました(←語彙力)。10分ではなく30分ほどいたかったですね。
エトナ山に到着!
バスからの眺めも楽しんでいるうちにエトナ山に到着。
エトナ山は約3300mありますが(継続的に噴火しているため標高は変わります)、到着するのは約2000mの場所です。ここから約3時間の自由行動です。
見どころはなんといってもクレーターです。大きなクレーターがバスが停車する広場から徒歩圏内にあります。
その他、食事がとれるところや、ケーブルカー(別料金)でさらに上の方まで行くことができます。
私は友人がおすすめしてくれたサルシッチャのアランチーノを現地で購入し、クレーターの近くで食べました。(値段はやはりエトナ山価格ですが!笑)
そんなこんなで写真撮影とアランチーノでのお昼ごはんをとっていると3時間などあっという間でした。
結構時間通りに出発するので5分前にはバスに乗り込んでおくことをおすすめします。もちろん、参加人数は分かっているので数えているので足りなければ待ってくれますが…。
エトナ山ツアーの注意点
このエトナツアーでは約2000mのところに到着しますが、2000mだけあってさすがに寒く、天気がいい日でも途中から風が強くなってくる場合もあるので防寒着は必須です。
また、エトナへの行き帰りのバスは風よけのシートはありますが、オープンなので風が入り放題。バス内での防寒対策も必須です。
参考までに…
私は冬(1月)のなかなか天気がいい日の参加で、ヒートテック(上下)+長袖シャツ+トレーナーである程度過ごしましたが、途中から風が強くなってきたのでダウンジャケットを着用しました。
寒さが苦手な方はもう少し着込んだ方がいいでしょう。その他、帽子と手袋もあると◎です。靴は、雪がない限り普通の運動靴で問題ありません。
ちなみに雪が積もっているときの2000mはこんな感じです。
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まとめ:【世界遺産】エトナ山ツアーに参加してみた!【旅レポ】
この記事ではカターニアから気軽に行けるエトナ山ツアーについてご紹介しました。
団体ツアーの旅程に組み込まれている場合や、レンタカーを借りるぞという方、現地の人とのコネクションがあって車で行けるという方はそれでいいと思います。
そうでなければ、
- さくっと6時間で行って帰ってこれる
- 事前に計画も立てやすい
- カジュアルでインドア派も楽しめる
このツアーは、個人旅行をされる方には大変おすすめです。
エトナ山はシチリアの中でもダントツで自然のパワーを感じずにはいられないところ。リフレッシュして旅の疲れも癒してくれるはずです。
シチリア旅行時には是非このツアーも組み込んでみてはいかがでしょうか?