シチリア旅行だ!とわくわくする一方で、
シチリアの治安について不安を感じている人は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
- 南イタリア・シチリアは治安が悪いって聞いたけど、実際どう?
- シチリアにはマフィアがいるんでしょう?
- シチリアでひったくりにあったという人の話を聞いたんだけど?
といったことを私自身よく質問されます。
しかし、シチリアはみんなが思っているほど危険な場所ではありません。
その証拠に、2017年には治安の良さも手伝って、シチリア島屈指のリゾート地タオルミーナにてG7サミットが開催されました。
ただ、それでも心配なものは心配でしょう。私自身も、初めて行く国や町だったらどうしても心配になります。
(ほんとビビりなもんで…)
というわけでこのページでは、シチリア在住の筆者が、
シチリアの治安とシチリア旅行で気を付けるべきポイントを解説していきます。
シチリアにマフィアはいるの?
マフィアの”存在の有無”を聞かれると、答えはYESです。
ただ、だからといって危険というわけではありません。
その理由は主に3つ。
90年代、マフィア撲滅にかかわる大きな闘争があり、マフィアがシチリアで権力を持っていた時代は終焉を迎えました。
そして、終わったからといって忘れられているわけではなく、今でも反マフィアデモなどが毎年行われています。
90年代から反マフィア運動が活発化したため、マフィアだって「マフィアですよ~」なんて言いながら歩きません。必要もなければ得もしないからです。
そのため観光客は言うまでもなく、普通に暮らしていてマフィアと関わることはありません。たとえ所在を知っていたとして、謁見を願っても到底受け入れられないと思いますのでご安心ください。
経済的なビジネスのみということで、旅行客相手にビジネスはしません。儲からないので。
特に言葉も通じるか分からない日本からの旅行客に時間を割いてビジネスしようという人はゼロでしょう。
注意すべきはスリ・ひったくり・置き引き
とはいえ、注意は必要です。
市場の人込みや混雑しているバス内などではスリやひったくりに注意する必要があります。常時たくさんの人が出入りする空港も気を抜かないでください。ふと目をそらしたときに持って行かれるなんてこともあり得ます。
また、バールやレストランなどで椅子の背もたれにカバンをかけるとか、カバンで席取りをするなんていうのは絶対にやめましょう。
大きな街では特に注意
シチリアで1・2番目に大きいパレルモやカターニアでは特に注意が必要です。
場所によっては夜間に一人で出歩かない方がいいところもありますので、基本的に明るく人通りの多いメインストリートを利用しましょう。昼間にひと通り歩いて、「ここは夜はやめたほうがいいかな」というところを見ておくのをオススメします。
可能であれば、ホテルもメインストリート沿いや、人通りの多いところに予約するようにしましょう。
その他の中規模・小規模の街では、特にそのような危険を感じることはありませんが、気は抜かず注意して過ごしましょう。
気を付けるべきポイント
下記に、スリやひったくりなどを防止するために気を付けるべきポイントをまとめます。
スリ・ひったくり対策
置き引き対策
などなど。
色々書きましたが、でも、これってシチリアやイタリアに限らずどこでも同じですよね。日本だってそうです。
我が街大阪は長年ひったくりワースト1だったなあ…
シチリアも普通に気を付けていれば問題ありません。注意していれば、女性の一人旅だって怖くないところです!
まとめ:シチリアにマフィアっているの?住んでみてわかったシチリアの治安
本ページではシチリアの治安について解説してきました。
まとめますと、
- マフィアの脅威⇒ なし!
- スリや置き引き⇒ 細心の注意が必要!でも、シチリア以外でも同じこと。
シチリアは、当たり前に気を付けていれば安心して楽しめる大変魅力的なところです!
ただ、スリではなく置き忘れなどで紛失した場合、戻ってこないと思ってください。(でもだいたい親切な人が「忘れてるよ!」なんて声を掛けてくれたりします…!)
特に旅行も終わりに近づくと、気が緩みがちになります。最初から最後まで気を抜かず、トラブルのない楽しい旅行にしましょう!