筆者がチェファルを訪問したのはがっつりオフシーズンでした。
人が少なくてゆっくり過ごせたものの、やはり休業中のお店が多かったです…
が!
たまたま入ったお店がか・な・りおいしいお店だったので是非ご紹介したいと思います。
リストランテへ行くには
チェファルの大聖堂からまっすぐ波止場方向に坂を下っていくと、ひときわエレガントで趣のあるエントランスが目に入ります。
リストランテの名前はGalleria(ガッレリーア)。帽子のマークが目印です。
住所にもある、Via Mandralisca(ヴィア・マランドリスカ)という名前の路地を入ると分かりやすいでしょう。
おしゃれで高級感がある店内
店内はとてもおしゃれで落ち着いた空間になっており、バーも併設されています。(イタリアの「バール」ではなく、いわゆる「バー」という感じです。)
レストランとバーは分かれているので家族連れでももちろん楽しめますが、特にカップルにおすすめしたい雰囲気です。ロマンティックな気分になりますよ♪
店内全体の照明はくらめの設定で、各テーブルにライトが置かれていました。自分たちのテーブルに集中できるなあと感じました。
オーナーさんは日本好きなのでしょうか?店内にはこんな絵が飾ってありました。また、メニューにもわさびを使ったものがありました。
メニューの一部ご紹介
今回は、前菜1種、プリモ(パスタ)2種、デザート2種を頼みました。
まず前菜に選んだのは、ナスのポルペッテ。
ポルペッテとは、イタリア語で”ミートボール”のような感じです。
つなぎのようなものはほとんど無く、中にナスがしーっかり詰まっていています。下のトマトソース、真ん中に添えられたバジルの入リのコッタチーズは、ナスの邪魔をせずいい塩梅で美味でした…!本当に、すべての食材がそれぞれいい仕事をしています!
プリモのうち1つは、2種のチェリートマトのスパゲッティ。
こちらにもバジルの入ったリコッタチーズがのっているのですが、混ぜるとクリーミーになって、シンプルなのにびっくりするほど美味しかったです。さすがシンプルを追及するシチリアです。
こちらは、チェファル風ミートソース(ラグー)のタリアテッレ。ペコリーノチーズがかかっています。
”チェファル風”というのは、店員さんに伺ったところ、ほろほろになるまでじっくり時間をかけて煮込んだ牛肉を使っているのだそうです。
”ラグー”というと、ひき肉を使っているのが一般的です
本当にほろほろお肉のラグーがタリアテッレによく絡んで美味しかったです。
デザートの器とスプーンがおしゃれ。パンナコッタのような感じですが、とてもなめらかでした。また、上品で甘すぎないところも◎。
ご馳走様でした!
ひと味違った食事にしたい方へおすすめ
前菜1種・プリモ2種・デザート2種だけでしたが、何を頼んでも間違いなく美味しいんだろうな~と思えるリストランテでした。次回チェファルを訪れるときも、ぜひまたここで食べたいと思います。
気になるお値段について。安い!とは言いませんが、チェファルほどの観光地でこの値段とこの美味しさだったら誰もが納得するであろうお値段でした。
メニューをざっとみたところ、全体的にシチリア伝統料理というよりは、オリジナル料理が多い印象だったので、シチリアへ来たから伝統料理を食べたい!パレルモ県の名物を食べたい!という方にはあまり向かないかもしれません。
ある程度伝統料理は食べた、ひと味違った食事にしたい、という方には本当におすすめです。
店舗情報
La Galleria Ristorante Cefalù(ラ・ガッレリーア・リストランテ・チェファル―)
- 住所:Via Mandralisca, 23 – 90015 Cefalù IT
- 電話番号:Tel. +39 0921 420 211
※オフシーズンは予約は不要でしょうが、ハイシーズン(6~9月あたり)なら予約をするのが無難です。
※併設のバーへはもう1つ隣の筋からも入店可能です。