今さらコーヒー入門の記事をお届けします!入門の入門です。

まずは形から!
みなさん、イタリアでコーヒーを頼もうとしている場面を想像してみてください。
「エスプレッソは私には濃過ぎるんだけど…」
「日本でよく飲むようなコーヒーは何て言えば出てくるの?」
「カプチーノは午後に頼んでいいの?」
…そんな疑問が色々と出てくるのではないでしょうか?
イタリアのコーヒーは、メニューを知るだけでなく“飲むタイミング(いつ・どこで・どう飲むか)”や“習慣”も大切です。
本記事では【入門の入門】ということで、どこのバールでも絶対にあるエスプレッソ、カップチーノ、マッキアート、アメリカーノの4つに絞り、イタリア人が日常の中でどのようにコーヒーを楽しんでいるのかを、筆者の視点からわかりやすく解説します。
さらに、NG行動やバールでの注文方法もあわせて紹介。
これを読んで、“現地イタリア人のように”コーヒーを楽しみましょう!
定番のコーヒーと基本ルール
エスプレッソ(Espresso)

イタリアでコーヒーと言えば、Caffè Espresso(カッフェ・エスプレッソ)。単に「コーヒー(un caffè)」と注文するとこれが出てきます。
どんなコーヒー?
- エスプレッソマシンで高圧・短時間で抽出
- 小さなカップに25~30ml程度
- 濃厚なコーヒーの香りと風味
イタリア人の楽しみ方
- バールのカウンターでさっと
- 仕事の合間に同僚と
- ランチ後の締め
エスプレッソは「あまり長居せず、さっと飲む」のが基本。バールのカウンターで立ったまま、速い人は1分もかからず飲み干して出ていきます。
もちろん、席に座ってコーヒーを楽しんでもよいですが、ただ1杯のエスプレッソだけで長時間居座るのはやめましょう。スタバのようなサードプレイス的な利用は好ましくありません。後述しますが、料金も変わってきます。
飲むタイミング
- いつでも!
ただ、夕方以降は「夜眠れなくなるから」と控えるイタリア人は多いですね。
カップチーノ(Cappuccino)

ふわふわのミルクフォームがのったカップチーノは日本でも定番の人気コーヒーメニューですが、イタリアでは「飲む時間とタイミング」が非常に重要です。
どんなコーヒー?
- エスプレッソ+温かいミルク+フォームミルク
- ミルク多め、まろやかで飲みやすい
イタリア人の楽しみ方
- 朝食時、クロワッサンやビスケットなど甘いものと一緒に
飲むタイミング
- 午前中のみ(だいたい11時頃まで)
ランチ・ディナー後に頼むと食を分かっていない観光客とみなされ、それはそれは白い目で見られます。

視線が痛い
観光業だけで成り立っているような一大観光地でしたら何も言わず出してくれますが、お店の人たちが心の中でどう思っているかは正直分かりません…。
「とはいえエスプレッソは濃過ぎて飲めないんです!」という方には次に紹介する2つのコーヒーがオススメです。
カッフェ・マッキアート(Caffè Macchiato)
エスプレッソに少量の泡立てたミルクを「染み(macchiato)」のように加えた一杯。
どんなコーヒー?
- エスプレッソ+少量のミルク
イタリア人の楽しみ方
- エスプレッソとほぼ一緒
- 「エスプレッソは強すぎるから、ちょっとミルクを入れてまろやか感が欲しい」というときの選択肢に
飲むタイミング
- だいたいいつでもOK!
- 特にカップチーノNG時間帯にミルク入りのコーヒーが飲みたいときに便利
アメリカーノ(Caffè Americano)
いわばエスプレッソのお湯割りです。
どんなコーヒー?
- エスプレッソ+お湯
- 軽めで長く楽しめる
イタリア人の楽しみ方
- イタリア人はアメリカ―ノは基本飲みません。
私が、イタリアでイタリア人がアメリカーノを注文しているところを見たのは今までで1回だけですね。外国人観光客向けの側面が強めです。
ちなみに…私は観光客と間違えられるのを避けるため(やっぱり観光客価格を請求されることがあるんです…)、外でアメリカ―ノは頼みません…。

家でお湯で割ってひっそり楽しんでいます(日本語だから言える)
飲むタイミング
- いつでもOK
- ちょっとゆっくりしたいとき
- ランチ後もOK
まとめ:コーヒーの基本ルール in イタリア
本記事は入門の入門。下記の3つだけは頭に入れておきましょう。
- イタリアのコーヒー = エスプレッソ
- カプチーノは朝だけ!
- 食後は基本エスプレッソ(アメリカーノかマッキアートでも問題なし)
このルールを押さえるだけでも、みなさんのイタリア旅行は一段と“現地化”します!
さて、次はそんなコーヒーをどのように注文すればよいかを見ていきましょう。
注文のしかた
どのコーヒーか決まりましたか?それでは注文の流れと方法を解説します。
基本の流れ(2パターン)
下記2パータンのどちらかは、周りのお客さんを見て判断しましょう。この2つのパターンが混ざっているケースもあります。
① 先にレジで支払うパターン
- レジ(cassa)で注文&支払い
- レシート(scontrino)を受け取る
- カウンターでバリスタに渡して受け取る
➡ 観光地や大きなバールに多いスタイル
② カウンターで直接注文するパターン
- カウンターで注文
- 飲む
- 最後に支払う
➡ 地元密着の小さなバールに多いスタイル
注文方法はシンプルに
長い文章は不要です!
シンプルにとりあえず注文したいコーヒーを言い、最後に「ください/お願いします」という意味のper favore(ペル・ファヴォーレ)をつけておきましょう。
- 「Un caffè, per favore」(ウン・カッフェ、ペル・ファヴォーレ)
(エスプレッソを1つください) - 「Un cappuccino, per favore」(ウン・カップチーノ、ペル・ファヴォーレ)
(カップチーノ1つください) - 「Un macchiato, per favore」(ウン・カッフェ・マッキアート、ペル・ファヴォーレ)
(マッキアート1つください)
※単数、複数はここでは解説しません
カウンターと席利用の違い
カウンターでさっと飲むときと、席について飲むときではサービス料の有無が関わってくるので料金が異なります。
- カウンター:安い・早い
- 席:高い(サービス料込み)
同じコーヒーでも、席に座ると料金が倍近くになることもあります。

私はただ本当にコーヒーが飲みたいだけのときは絶対にカウンターですね(関西人)
さいごに:旅行のためのイタリアンコーヒー【入門の入門】
ぶっちゃけ「飲みたいもん飲んだらええやん…」とも思いますが(笑)
やはりイタリアのコーヒーは、ただの飲み物ではなく、その土地のリズムや人々の習慣そのもの。一杯の頼み方や飲むタイミングに、その文化がぎゅっと詰まっています。
色々試せるという意味では、旅行者目線で一番おすすめなのは、
日中はエスプレッソ or マッキアート
この点を押さえるだけでも、みなさんのコーヒー体験はぐっと“イタリアらしく”なります。
特に、バールのカウンターでさっとエスプレッソを飲む時間と体験。それは観光地を巡るだけでは出会えない、イタリアの日常そのものです。
ぜひ次のイタリア旅では、コーヒーを通して、イタリア人にまじって、“暮らしの中のイタリア”を味わってみてください。

